滞納管理費の承継 この問題は区分所有法7,8条の規定があり管理規約においても滞納管理費等を買い受け人らに請求できるとの規定があります。 標準管理規約を見ますと 第25条 区分所有者は、敷地及び共用部分等の管理に要する経…
タワマン管理組合に認証制度を導入する
神戸市が2020年に導入の方向へ タワマン管理組合の認証制度を2020年度に導入する方向で検討をはじめたという記事が5月13日付の日経新聞夕刊に掲載されていました。それによると高さ60m以上のタワーマンションに対して神…
大規模改修工事の際の防犯について
大規模改修工事の際の盗難 大規模改修工事の際の盗難被害の問題は、改修工事業者の間では昔からのテーマであり、それぞれの業者で注意しているところです。養生シートに「盗難に注意」など大きく示しているところもあります。建物が養生…
専有部分の賃貸における新たな問題
収益マンションについて よくあるのはワンルームの分譲マンションで購入者は賃貸目的でマンションを所有して賃貸に出して収益を得るというものです。その区分所有者は特定の不動産会社にサブリース契約をしたり、単に部屋の仲介を頼んだ…
管理員の注意義務について
何が問題か 管理員は通常の場合、管理会社の従業員として管理組合(つまり現場となります)に常駐する時間が最も長い職になります。 そこでは、居住者との関りが多くなり、居住者や外部の者との接触も多く、何かを頼まれたり、何かを託…
役員報酬についてー一つの観点からー
役員報酬について 管理組合の役員のなりて不足が深刻化しています。そんな中で役員を引き受けた人のために定額の報酬を支払う組合が増えています。一般的には輪番制によって誰れもが担当することとなる役員だから報酬を支払うという発想…
管理会社を取り巻く状況
今年もあと僅かとなりました この一年もいろりろな相談とか訴訟とかがありました。 管理会社はどんな存在として認識されているのだろうかということを述べたいと思います。 私は、管理会社の顧問をしています。そうすると管理会社寄り…
区分所有者の意識について
抽象的な問題です 抽象的な表現で分かりにくいとは思いますが、私なりに感じるところをお伝えします。 まず、マンション全体についての意識と自分の専有部分に対する意識とは異なります。 自分の専有部分、つまり自分の家(住戸)は自…
滞納管理費の遅延損害金について
現状について 管理規約では管理費等を期日までに支払わなかった区分所有者に対して遅延侵害金として年14.6%の損害金を加算して請求することが出来ると規定されていることが一般的になっています。この率は住宅ローンの遅滞の場合の…
管理費等の時効管理について
管理費の時効について 管理費の時効については、かつて10年説と5年説とが分かれていました。今日では5年説が最高裁判所の判決があったこともあり確定していると言ってもよいのです。 今回の民法改正においては消滅時効は5年となり…