犯罪

会計担当理事による着服横領被害に遭った管理組合が当時の理事長らに賠償を求めた事件について

事案の概要  某マンション管理組合は、問題発覚まで自主管理であったのですが、会計担当理事によって、組合の預金をおよそ9年間約200回にわたり着服横領され、その金額は5000万円になったとして、その当時の組合役員であった理…

管理会社の善管注意義務について

水漏れ事故について  裁判例として、判例タイムズ853号に掲載されている事案を紹介します。  共用部分でない配管接続部分のパッキンの劣化に起因する水漏れ事故が発生し階下の住民が管理会社を訴えた事件です。裁判所の判断は管理…

国交省が管理会社に業務停止処分を下した件について

処分の内容 本年4月14日に国交省は大阪ガスグループの管理会社に対して45日間の業務停止処分を下しました。停止されるのはマンション管理業に係る全ての業務になっていますが、既に受託しているマンションの管理業務は除かれていま…

管理会社の元フロントマンが管理組合のお金を横領した報道を受けて思うこと

1 管理組合の犯罪として更新した直後のニュースでした。大阪の管理会社のフロントマンが担当する管理組合のお金を3年ほどの間に複数回に亘って勝手に銀行から出金して遊興費に使ったと言う内容でした。 2 その手口については詳細な…