今回改正された管理規約で役員の利益相反行為の規定が新設されました 標準管理規約の改正で、37条の2(利益相反取引の防止)として 役員は、次に掲げる場合には、理事会において、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受…
高齢者とマンション生活
私の兄がマンション住まいを始めました 70歳をこえた兄が終のすみかとしてマンション住いを生れてはじめて始めました。 その理由は、駅に近く、スーパーも近いし病院も近い。おまけにお寺や葬儀会場も近いという好立地条件とのこ…
会計担当理事による着服横領被害に遭った管理組合が当時の理事長らに賠償を求めた事件について
事案の概要 某マンション管理組合は、問題発覚まで自主管理であったのですが、会計担当理事によって、組合の預金をおよそ9年間約200回にわたり着服横領され、その金額は5000万円になったとして、その当時の組合役員であった理…
管理会社と管理組合の利益相反行為(弁護士の立場から)
利益相反行為とは 利益相反行為という言葉は聞いたことがあると思います。私たち弁護士は日常の業務の中で気を付けている事柄です。例えば相談を受けている相手方から依頼を受けるとか、遺言執行者になっている弁護士が相続人の一人から…
専用使用している共用部分の補修や取り替えの費用負担について
玄関ドアやサッシのガラスなどが壊れた場合 こんな時にその住戸の区分所有者が費用を負担して取り替えなどを行うことでよいのか共用部分ですから組合の費用で賄うのか、考えるところです。 さらに問題は傷んだのが経年劣化なのか使用方…
管理不全マンションについて
管理不全マンションとは 管理不全とは、管理組合の運営が機能していないマンションのことと理解してよいと思います。管理組合がそもそも存在しないマンションも全国に600棟はあるという報告もありますので運営自体できていないところ…
マンション訴訟の判決が与える影響について
何を言いたいか 訴訟の判決はその事件の解決を示したものでその事件に限って効力があるものです。具体的効力とか言いましたかね。 判決は主文と言われる結論部分だけではなく理由も大事なものです。ただ、多くの事件ではその結論部分、…
管理組合と管理会社の関係について
何度も同じようなことを書いていますが 今回のテーマについては角度を変えながらも何度も書いていると思います。ですが、この両者の関係はますます混沌とした状況になりつつあるように思います。そこで今回もまた、という感じです。 原…
高層マンションにおける固定資産税の見直しについて
政府の税制改正の一つ 10月24日のニュースで、政府が税制改正の一つとして、高層マンション(60メートル以上で20階建以上・これをタワーマンションと言っているようです)で、高層階の固定資産税を低層階より高く設定すること…
マンションは住まいか商品(財産)か 標準管理規約改正にも関係する?
はじめに 今回のテーマは、マンションを住まいとしての観点から見て、分譲の問題点はないのか、また、今回の改正標準管理規約の問題点はないのかということについて述べてみたいと思います。 分譲マンションは商品か住まいか 分譲マ…