規約敷地について これは区分所有法5条の問題ですが、その前に専有部分と敷地利用権の一体性(敷地利用権と専有部分との分離処分を禁止すること)を定めた区分所有法22条の存在を忘れてはいけません。 この一体性の制度によって、…
管理組合でできることとできないことー規約事項、総会での決議事項ー
管理組合でできること 管理組合でできることは、マンションの建物敷地等の管理、使用に関する区分所有者間の取り決め事になります。これはマンションにおいて多数決で決めることができることと深い関係があります。つまりマンションは多…
総会時の出席届 委任状 議決権行使書について
総会に自分の意思を表明する方法 総会というのはマンションにおいて直接民主主義によって物事を決めるところです。ですから全員参加が望ましいと思っています。 しかしながら、3割の区分所有者が出席すればよいほうだと思います。1割…
ペット飼育を可能にする規約変更 団地の場合はどうなるか
団地の場合 どうなるか 団地の場合にペット飼育を可能にするには全棟が賛成しなければならないでしょうか。一棟のマンションの場合と団地の場合は感覚的に違うなと思います。 少し考えていきましょう。 団地の場合に各棟管理組合が…
理事長の権限と総会承認 マンションと契約する者の注意点
管理組合との契約 管理組合と契約する会社や専門家は多いと思います。私たち弁護士もそのひとりです。設計事務所がコンサルで仕事をしたのにその費用請求に関して争いとなり裁判になりましたが、管理組合は支払わなくとも良いと言う判決…
不在区分所有者に対する協力金負担を定める管理規約について
不在区分所有者に協力金を課することになる背景について よくあるのは管理組合の役員にならないとか組合活動に参加しないことに対して、役員を実際にしている区分所有者から不公平感が高まってくることにあります。不在になる理由は様…
理事長はどこまでできるの?
問題提起 理事長の暴走とも取れる事態が増えています。要するにマンマン化とか独裁的とか言われています。具体的には人の言うことは聞かないで、自分が正しいと思いこむタイプ。管理会社には自分の言うことに従わせるとか、規約などの手…
管理会社の善管注意義務について
水漏れ事故について 裁判例として、判例タイムズ853号に掲載されている事案を紹介します。 共用部分でない配管接続部分のパッキンの劣化に起因する水漏れ事故が発生し階下の住民が管理会社を訴えた事件です。裁判所の判断は管理…
管理費滞納者の名前を公表して良いのでしょうか
問題提起 この問題は古い問題でありいまだにすっきりしない問題です。 相談を受けることも割合多くあります。今度の理事会で滞納者の名前を明らかにしてもよろしいでしょうか、という質問は管理会社のフロントマンから、総会で滞納者の…
マンションの耐震性能について
東洋ゴムの問題 マスコミ報道でご存知のように建物の基礎に設置する免震装置のゴムの性能偽装が発覚して問題になっています。この免震装置は地震の揺れをスライドさせることで建物を基礎の部分から揺れに合わせるような感じだと思ってい…