セミナーで講演しました
本年11月16日に私が所属していますNPO法人集合住宅改善センター主催のセミナーがあり、私は講師として区分所有者の相続は他人事ではないというテーマで報告しました。
内容は、独居区分所有者が亡くなったとき、管理組合はどうするのか、又認知症になった場合にどのように対応したら良いのかについて、話をしました。
私の講演は1時間で、その後グループ毎に1つのテーマについて解決策を考えてもらい、発表してもらうというやり方で意見交換をしてもらいました。
意見交換で感じたこと
8グループに分かれて1時間ほど話合ってもらい、グループ毎に発表してもらいました。
すると、6グループで日頃からのコミュニティ形成が大事だとの意見が出てきました。
コミュニティとは、共同体意識をもって、共同体生活を営む地域と言われています。こう言うと、抽象的な概念になりますが、皆さんがコミュニティと考えているのは「居住者間で日常的に言葉をかけあうことがあり、多少は相手のプライベートのことも分かっているような交流が出来ていること」ではないでしょうか。そして、それはマンション内のコミュニティと考えていると思います。
現行のモデル規約からコミュニティの条項が外されていますが、マンション居住者の方々はコミュニティの重要性を感じていることが分ります。
コミュニテイの形成は居住する区分所有者間でなされるものと考えるのが基本となると思いますが、マンションは固定メンバーのままで居住続けることはありません。居住者の流動性があります。そうすると新たに加入してくる区分所有者が既存のコミュニテイに入りやすい空気が存在することが重要と思います。