民泊に関係したことで気ままに述べてみます

民泊とは何ぞや

今はやりの言葉です。民間の宿泊施設とでも言うのでしょうか。宿泊施設とは不特定多数の人が宿泊料金を支払って宿泊することができる施設です。当然のことながら衛生面とか防火防犯対策がとられていることが必要ですので、旅館業法という法律で規制をしています。宿泊施設を運営するのは業務としてしていることになります。
民泊は一時的に宿泊者を受け入れることと言われていることもあります。しかし今、民泊の意味はどのようにとられているでしょうか。私なりに感じているのは民間が小規模な部屋を宿泊施設として営業をするところではないでしょうか。専業として営業しているところとの違いは簡易で小規模な営業といったところでしょうか。空き家とか空き部屋を活用することから一般人が運営することができるものという意味でもあります。
いずれにしても宿泊料をとって宿泊させるのであれば旅館業法による許可を取らねばなりません。

民泊特区

規制緩和の一つとして外国人旅行者を宿泊させる場合には旅館業法が適用されない地域が決められています。大阪府がそうですが、府内においても各自治体によっては扱いが異なります。大阪市は今年の初めに条例が制定されました。民泊許可の手続きとか民泊事業者の責務を規定しています。その中には近隣住民との関係を規定しています。宿泊者が近隣環境に及ぼす影響に配慮したものとなっています。

マンションでの民泊問題

今、民泊を認めるのか認めないのかと管理組合で議論されているところが少なくないと聞いています。その問題は専有部分の使用方法に関することになるのですが、事業をやろうとする人は前記した手続きが必要となるのです。
マンションの空室問題のある中で民泊は渡りに船だと考える向きもあります。しかし、近隣住戸つまりはマンション全体に与える影響を考えることも大切だと思います。

巷で起こっていること

ここで述べることはほとんどが違法かすれすれかの事案です。
大阪の中心部では賃貸マンションの一室を借りて外国人の宿泊者を受け入れているところがあります。賃料の支払いは月10万円として一泊1万円で30日稼働すれば30万円の売り上げになります。寝具の入れ替えをしているのかどうかは分かりません。マンションの家主からすると用法違反でしょうが家主も空室になrことを思うと複雑なところです。この実態は民泊そのもだと思いますが許可は取っていないでしょう。しかし、その賃貸マンションの他の部屋の居住者はかなりの影響を受けるでしょうね。
そうなってくると他の部屋も民泊営業をしようとする業者が賃借し宿泊者を増やしていくことになるでしょう。

マンションで考えること

個々のマンションで検討していただければよいことでしょうが、様々な問題があることを前提に話し合っていただければと思います。
マンションでは多数決でなんでも決まるという風潮が無きにしも非ずです。マンションと民泊 相容れるものかそうでないのか?難しいなと思います。
以上