新型コロナウイルスと管理組合の総会

コロナ関連で述べます

コロナの感染拡大を防ぐためにレジャー施設などが閉店となったり、高校野球の春の大会が中止になったり、大相撲は無観客で行われています。
そんな中で、管理組合の総会はどうするのかという話題があり、私のところにも相談があります。
そこで、お答えしているのは、総会は何のためにあるのか、総会の主催者は誰かをまず押さえておくことになります。
主催者は管理組合の理事会(理事長)です。
そして、総会は予算や決算承認にはじまり、次期役員の選出や事業計画など管理組合で決めなけばならない事項を審議する場となります。
人が集まることは避けましょうと言うことかも知れませんが、ニュースでは国会の模様が毎日のように映っていますし、葬儀・告別式も行われています。通勤電車にも乗っていますし、会社や事業所においても仕事をしています。
管理組合の総会は、イベントでも同窓会でもありません。
自分たちの住居という財産をどのようにしていくのかを決める重要な集まりです。中止とか延期とかを出来るものではないと思います。

管理会社の役割は

管理会社はそうした総会などをサポートすることとなりますので、主催者が決めたことをサポートすることとなりますが、今回のコロナを受けて会場の設営にあたっては席を離したり、入り口に消毒液を置いたりとした注意を払うことになります。
中心となるのは個々の区分所有者ですから、総会に参加する区分所有者は住戸を出るときに手洗い・うがいをし、マスクを着用しておいてはどうでしょうか。
ちなみに裁判所も傍聴席を半分にして距離を取ることとしています。

コロナ問題で問われているもの

それぞれのマンションでコミュニティが機能しているかどうかになるのではないでしょうか。つまり個々の区分所有者が、管理組合活動に対する理解と参加の意思を持っているかどうか、区分所有者間の交流が健在になされているかということになります。
仮にコロナの感染があったとしてもそれは不可抗力であって誰かの責任問題を考えることはないと思います・
                                                   以上