ペット飼育についての考え方

ペット飼育は各マンションが独自に決めることです。

よくある相談は規約で禁止されているのに犬を飼っている人がいる、止めさせて欲しいとか
規約で飼育可能にしたいがどうすればよいか。ということです。
皆さんご存知のように玉虫色の規約が今も多くありますね。「危害を与える動物の飼育はできない」
という規定です。この規約だけでは裁判は起こせないですね。私はそう考えます。ですから規約をどのように変えていくのかを管理組合で議論してくださいとなるのです。ただし、ペットについての思いは人それぞれに異なりますし、ペット愛好家とそうでない人のどちらが正しいかという問題でもありませんのでデリケートな問題です。

一つの方法ですが、まず実態把握をする。そして意識調査、飼育している人と飼育していない人で当然違いはありますが、飼育者にはクレーム対応がどれだけできるのか、飼育反対者にはどのような条件なら飼育を認てよいのかを聞けばよいのではないでしょうか。その上で飼育を認めるのか認めないのかを管理組合で決めることになると考えます。

弁護士がお手伝いできるのは管理組合で決まったあるいは決めようとしている規約変更案や細則についてのチェックということになります。