理事会について管理規約ではどのように定められているのか 私のブログも90本を超えてきましたが、理事会についてあまり触れてきませんでしたので少し述べることにします。 区分所有法には理事会の規定はありませんので、規約でどのよ…
標準管理規約の利益相反規定について
今回改正された管理規約で役員の利益相反行為の規定が新設されました 標準管理規約の改正で、37条の2(利益相反取引の防止)として 役員は、次に掲げる場合には、理事会において、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受…
専用使用している共用部分の補修や取り替えの費用負担について
玄関ドアやサッシのガラスなどが壊れた場合 こんな時にその住戸の区分所有者が費用を負担して取り替えなどを行うことでよいのか共用部分ですから組合の費用で賄うのか、考えるところです。 さらに問題は傷んだのが経年劣化なのか使用方…
管理規約の容認事項について
規約の最後についているもの 必ずと言ってよいほど管理規約の最後に容認事項として10条前後の項目があります。その中身はおよそ重要事項説明に記載するようなものばかりです。近隣住民との関係や、行政機関との取り決めなどが多くあ…
マンションは住まいか商品(財産)か 標準管理規約改正にも関係する?
はじめに 今回のテーマは、マンションを住まいとしての観点から見て、分譲の問題点はないのか、また、今回の改正標準管理規約の問題点はないのかということについて述べてみたいと思います。 分譲マンションは商品か住まいか 分譲マ…
管理規約の規範性(自治規範)について
管理規約とは 区分所有法には3条で区分所有者は規約を定めることができること、30条では法律で定めるもののほかに規約で定めることができることが規定されています(条文省略)。 規約事項という枠のなかでそれぞれの組合におい…
規約敷地とみなし規約敷地について
規約敷地について これは区分所有法5条の問題ですが、その前に専有部分と敷地利用権の一体性(敷地利用権と専有部分との分離処分を禁止すること)を定めた区分所有法22条の存在を忘れてはいけません。 この一体性の制度によって、…
管理組合でできることとできないことー規約事項、総会での決議事項ー
管理組合でできること 管理組合でできることは、マンションの建物敷地等の管理、使用に関する区分所有者間の取り決め事になります。これはマンションにおいて多数決で決めることができることと深い関係があります。つまりマンションは多…
日本マンション学会 千葉大会のご報告 ・ 分科会の報告者としてさらに問題意識を持ちました。
千葉大会第3分科会の報告者として 4月23日に千葉大学工学部において開催されましたマンション7学会でこの3月に改正されて発表のありました標準管理規約の問題を契機にして管理規約のあり方について報告をし質疑応答をいたしました…
管理規約についての一考察というテーマで報告します
マンション学会千葉大会があります 4月23日の分科会で私が報告することになっています。このテーマは例の標準管理規約の改正でコミュニティ条項が削除されることを契機にマンション学会の所属委員会から言われて報告することになった…