この4年間でマンションの問題は変わってきたか?

ブログをはじめて丸4年が経ちます

2014年8月15日に駐車場に関するブログをアップして4年が経ちます。この間100本を超えるブログを発信してきました。
このところはブログのテーマ探しに苦労しているところです。私が担当している訴訟案件や相談案件などをテーマにすれば困らないのですが、守秘義務がありますのでストレートに公表することもできないのです。
私はマンションの問題に関わって35年になりますが、この4年間で何かステージが変わってきたような気がします。

変化はどんなところに出ているのか

一つは、最近のブログによく書いているのが理事会や理事長のことです。ひと昔前ならマンションの3大トラブルとして駐車場、騒音、ペットという問題がどの本を見ても書いていました。それから規約の解釈や区分所有法の理解に関する問題が中心であったと思います。
理事会や理事長のことは規約で規定されていて、その制度であるとか解釈についてはあまり問題は起こっていません。問題は理事に就任した人の問題となります。これは一番厄介な問題です。今年は日本大学のアメフト問題で日本大学の理事長がどうだとか、ボクシング協会の理事長がどうだとかとマンション以外の理事長がマスコミに登場する回数が増えています。理事長の問題は理事会の問題でもあります。
では」マンションでどんな問題が起こっているのでしょうか。私の独断をもって言いますと
⓵ 理事にならない人なりたくないという人が増えている。
⓶ 理事会でなんでも決められると考えている人が増えている。
⓷ 理事長の権限は大きいと考えている人が増えている。
こうしたことが起因して問題が表面化して来ていると思います。

二つは、管理会社との関係です。これまでもなんらかの形でトラブルはありましたが、最近は管理会社の注意義務違反だという主張が増えてきたと思います。
その原因は何でしょうか。社会全般の風潮でしょうか。これは管理委託契約に何が書いてあるのか、管理会社は何をすることを業務としているのかを確認すれば良いことではないかと思います。

三つは、高齢者の独居問題です。この4年間で顕著になってきたのではないでしょうか。
私は2年前に高齢者問題を何かルール化する必要があると言っていますが、まだ手つかずの状況です。慎重に急がねばならない問題です。

これからの問題について

私のブログは5年目に入ります。高齢者・独居問題について語っていきたいと思います。私自身も世間では高齢者と言われる年代ではありますが、ひつこく発信していきたいと思っています。