専門家の活用の仕方についてー弁護士からコンサルタントまでー

1、私はマンションに関わって30年を超えていますが、昨今のネット社会も手伝ってマンションに関係する人々の知識情報量は昔に比べて非常に多くなっています。

2、私もマンションの事を調べる時にはネットで検索をして情報を得ることからスタートします。ネット上にはたくさんの情報が公開されています。このブログもその一つですね。たくさんの情報の中には有益なものもあれば時として間違った情報も含まれています。間違いでないとしても、適用する場面が違う事もあります。そんな情報の中から役立つ情報を利用する力は専門家かそうでないかによって異なります。どうか、ネットの情報を鵜呑みにしないでください。
 
3、餅は餅屋と言うことわざがあります。専門にやっている人にはかなわないと言う意味ですが、マンションでも当てはまります。ですからマンションで起こった問題、トラブル、規約規則の改正なども含めて専門家の意見を聞いてみることも有益だと思います。ただし、聞く耳をお持ちの方に限ります。経験上申しますが、相談に来られてもご自分の意見を変えようとしないでこちらの意見の中で自分の考えと同じものだけを聞こうとする人もおられます。これはムダでしょうね。私も100%正しい事を言っているとは思っていませんが、それなりの知識と経験でものを言っていますので、参考にしてもらいたいのです。

4、中には専門家に聞いてもネットとか書物に書いていることと同じだと思っている人がいます。しかしなれない事をするのはエネルギーが要りますし、労多くしてなんとやらです。結論への近道のためには専門家の活用をするべきです。

5、では、専門家とはどんな人を言うのでしょう。
質問をしたときに答えを簡潔に言ってくれる人だと思います。原則論とかそもそも論を言い始める人はその方面の専門とは言えないでしょう。あ、これは私の個人的見解ですので注意してくださいね。
そして分からないことは分からないと言ってくれる人でしょうか。私もこれはなかなかできませんがね。
弁護士、司法書士、マンション管理士、建築士などの資格があるだけでは専門家ではありません。マンションの事をより分かっていて説明できる人が専門家であると私は思います。
 
                                                       以上